次の日学校で彼は珍しく教室に一番に来てた

いつも早起きなあたしは教室前の廊下から彼が見えて笑顔になる

すると教室から彼の声とは違う女の子の声が聞こえてきた

その声にあたしは足を止めた

「雄哉最近あの地味な女と仲いいけど好きなの?」

あたしはその言葉にどきっとした

それと同時になぜだかわからないが悲しみがきた

「え、別になんとも思ってない」


その瞬間あたしは手に持っていた本を落とした


{バサバサ}


落とした音で彼は気づきあたしの方をみる