隆司先輩へ



「ありがとうございます。カフェオレ」


笑ってお礼を言えば、先輩も笑ってくれた。



「コーヒーは無理なくせに
カフェオレは好きって、ほんと・・・」



「大好きです!」



「ふっ、
子供なんだか大人なんだか」



お前は、オレンジジュースが大好きとか言ってそうな顔なのに


と呟いた先輩の声をわたしは聞き逃さなかった。



「オレンジジュースも好きですよ」



そう言えば、


「知ってる。
カフェオレの次に、だろ」


わたしの大好きな笑顔と一緒に、大きな手が頭に降ってきた。


「( ほんとにずるい )」


わたしが、カフェオレが大好きだと言うこと。オレンジジュースが2番目に好きだということ。


いつかの電話でわたしが言ったこと。


それを覚えててくれたってことが何よりも嬉しかった。



さっきまでの落ち込んだ気持ちなんてどこかへ飛んでいった


「( 好きだなあ )」


やっぱりわたしは単純だ。