隆司先輩へ



「わたしもバッティングセンター
寄って帰ろっかな」


なんて独り言のつもりだったのに。



「あ、忘れてた。
それ。さっき持ってきたよ。」



と、湊人が指を指した先には


わたしの机の上に置かれてあるカフェオレ。



「え、誰が?」


なんとなくわかるけど。


「喧嘩してるって思ってるのは
お前だけなんじゃねえの?」



「えっ、は?
なんで喧嘩のこと知ってんの?」



このカフェオレを持ってきた人が、


わたしの予想した人で合ってたことよりも



わたしはそっちのほうにびっくりした。


「池田は声大きいから。
聞きたくなくても聞こえてくる」



あー、優花のバカ野郎。