隆司先輩へ



2人とも頑張ってね〜


なんて呑気な言葉を残して優香が部活へ行って数分___



「「失礼しました」」


日誌とクラス全員分の数学ノートを出し終えた大輝とわたし


「やっと終わった〜。
重すぎて腕筋肉痛なるわ!」


「だから半分持つって言ったのに」


「コトのその細っせー腕じゃ
半分も無理だろ」


手伝って って言ってきたくせに、40人分のノートを1人で運ぼうとした大輝



半分持とうとしたら

『お前はこれな』って渡されたのは5冊のノートだけだった。


「バカにしてる?
わたし野球部のマネージャーだよ
20冊くらい余裕なんだけど」



「お前かっわいくねーな」


自分でも今の発言は可愛くないなって思ったよ。


全部、大輝の優しさだってわかってるのに


なぜか、大輝にはムキになってしまう


「そんなわたしを好きなのは
どこのどいつですかね?」


「コトのこと好きになる物好きなんか
俺ぐらいだろ〜。」


嫌味を混じえて言っても、嫌味で返される


この関係がどことなく安心できて落ち着いて。わたしは大好きだった