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『♩あ〜なた〜の夢に〜♩』
「ふふふ」
今日もいきなり先輩は歌い出した。
『はー?何笑ってんの』
「何の歌かな?って。ふふふ」
本当はわかってる。
先輩の大好きな曲だよね、それ。
『俺が音痴すぎて何の歌か
わからんって言いたいのか。』
あー可愛いな っていつも思う。
先輩は自分のことを音痴だと言うけど
そんなことない。むしろ上手なのに。
「音痴って言うわりには、いっつも
堂々と歌ってますよね先輩。」
わたしは自分が音痴ってわかってるから
人には聞かせられないもん。
『琴葉には聞かれて恥ずかしくねーし。
お前には聞かれてもいいの。』
「( 不意打ちだ。ずるい )」

