だけど、諦めないと苦しいのも本当で、、、


あたしは、自分の行き場を完全に見失っていた。


部屋にある窓から外を、眺める。


この、たった1枚のガラス。


それがあたしには、とても別世界に見えるんだ。


でも、この別世界に行って見たい。


逃げるなら、今しかない。


でももし失敗したら、あたしは一生カゴの中のまま、、、


あたしは窓の淵に、足を掛ける。


下を見て、恐怖で体が震える。


ここは2階。


下は芝生だと言っても、もしかしたら怪我の1つはするかもしれない。


怖い、、、


でも、もうカゴの中の生活は、、、イヤだ。


あたしは意を決して、飛び降りた。