そして恥ずかしげもなく、身に纏っていた服を脱ぎ出す。


「省吾、出てろ」


冬樹は、省吾を追い出す。


別に、省吾が居ても気にしないのに。


「キレんなよ」


部屋を出て行く際、省吾はそう言い残した。


部屋には、冬樹と2人きり。


別に男に抱かれるのなんて、初めてじゃない。


最初にした相手すら、あたしは思い出せないんだから、、、


下着に手をかけた時、、、


__バサッ__


冬樹が着ていた上着を投げられる。


そのせいで、あたしの手は止まる。


「他の男と、一緒にすんじゃねぇ」


そう言うと、さっきより鋭い視線で睨まれた。