__ガシャンッ__


冬樹はあたし達の間にある、テーブルを蹴る。


それに、ビクッと驚く。


「なんで、俺を見ねぇ」


そんなこと、あたしに聞かれても困る。


だって、あたし自身が自分のことをわかっていないのだから、、、


「葵羽。俺を見ろ」


どうして、冬樹のことになると泣きたくなるんだろう。


声を聞くだけで、、、


顔を見るだけで、、、


あたしの心の中の感情が溢れ出す。


言葉にならない、想いとなって、、、