アキが出て行き、冬樹はさっきまでアキが座っていたところに座る。


あたしは、冬樹に何から話せばいいの?


、、、冬樹の顔が見れない。


「葵羽」


どこか切なそうに聞こえるのは、あたしの気のせい?


「葵羽」


俯いて、顔も合わせないあたしの名前を呼ぶ。


会いたい、、、


好きだ、、、


そう思っていた。


それは嘘じゃない。


でも、、、


どうして良いか、わからない。