もう、変な希望を持つのは止めよう。


無駄なだけだ。


きっといつもの時間になれば、誰かしら部屋にやって来る。


そして、またハルのところに連れて行かされる。


ただ、いつもの毎日に戻っただけ、、、


あたしの冒険は、終わったんだ。


__ガチャッ__


そう思っていると、部屋のドアが開いた。


ほら、やっぱり来た。


そう思い、体を起こす。


2人の男が部屋の中に入ってくる。


あれ?


新しく入って来た人達かな?


「目が覚めた?」


優しそうに、あたしに話しかけてくる。