君のことが大嫌いだった











 みんなが学校終わってから学校へ行ったり。


 保健室で過ごしたり。


 そんな日々をずっと送っていた。


「私、卒業式も出てないんです。」


 卒業式が特別な日だなんて思えなくて。


 ただ、みんなと会わないといけない息苦しい最悪な行事。


 私は最後の最後まで逃げ続けた。


 情けないなって思う。


 いつかきっと、向き合わないといけない日が来るってわかってる。


 でも。


 そんな日、来なければいいのにってまだ思ってる。


「・・・・・・情けないと思いませんか?」