君のことが大嫌いだった









 何もかも変わったんだ。


 あの時に。





 試合が終わった後に向けられたあの視線。













 『あんたのせいで負けたんだ』














 そう言われてるように感じた。


 誰もが。


 そう目で訴えたんだ。


「・・・・・・何も、信じられなくなった。」


 試合が終わった後に、冬の県大会にも出れることを知った。


 スタメンだった、咲桜<サクラ>が言ったんだ。


『今度は負けたくない。だから、私ら4人と誰かいれよう』


 スタメン、私以外の4人。


「それから、部活には行かなくなった。県大会までは学校にも通えてた」


「・・・・・・までは?」


 先輩が、辛そうな顔をしている。