君のことが大嫌いだった






 
[未海side]


 朝、宮田先輩に会って。


 なんとなく。


 なんだか分からないけど。


 バスケの話をしようと思った。


 なんだか、先輩とは話せるような気がした。


「・・・・・・・・・何が」


「え?」


 先輩はなんだかとても言いづらそう。


 まぁ、仕方ないのかな。


「何が、あったかは知らない。俺は理由を聞いてもいいのか・・・?」


 先輩が寂しそうな目をしているのが、下を向いているけど分かった。