シノンと名乗った子は、黒髪で肩くらいで巻いていて大人しい感じの子。


  真葉は、黒のロングで活発そうな子。


 「二人共可愛いな。私、渡野未海。よろしくね。」


  そう言って、自己紹介した。


 「意外と未海ちゃんってフレンドリーだね!」


  シノンちゃんが言った。


 「なんかびくびくする必要なかったかも!」


 「話しかけられれば話返すよ。」

 
  苦笑して返す。


 「あ、うちらのこと呼び捨てでいいからね!」


 「うん、分かった。私も呼び捨てでいいよ。」


  うん、了解!っと言って二人は姿を消した。


 「あの二人とは別のクラスになっちゃった。」


  結衣が残念そうに言った。


 「しかも、同中多いのにこのクラスに同中男しかいないってどういうことよ!?」


  あ、だから私に声かけたのか。