君のことが大嫌いだった







 
 「バスケ部に入りませんか?」


  私は足を止めた。


  バスケ部の勧誘。


  しているのは、


 「宮田先輩。」


  そう小さく呟くと、宮田先輩は聞こえたのか、


 「バスケ部に入りませんか?」


  私の目を見て確かにそう言った。


  気まずい。


  自分で名前を言っておいてなんだけど。


  私は聞こえてないフリをして通り過ぎようと足をすすめると、


 「あー!!未海ちゃん!!」


  後ろから大きな声で呼び止められた。