君のことが大嫌いだった







 
  先輩はそう言って私の手からボールを取って、支えるように結衣達の所まで背中を押してくれた。


 「未海大丈夫?」


 「うん、ごめんね。言えなくて。」


 「全然!ごめんね、こっちこそ気づかなくて。」


  結衣と椎花が私の背中を押しながら、体育館から出て行く。



 
 「あ、ちょっと待って。」


  そういって私は振り返って、


 「ありがとうございました。」


  体育館、宮田先輩にお辞儀をした。


 「また、機会があればおいでね!」


  翼先輩が笑顔でそう言った。


  翼先輩に頭を下げて体育館を出る。


  ふと、宮田先輩を見てみると、私の方をみていた。