君のことが大嫌いだった








 
  3人で教室を出た。


 「結衣!また明日ー!」


  廊下で結衣の名前が響く。


 「うん!またねー!」


 「人気者だね!結衣ちゃんって。」


 「ねー同中多いんだって。」


 「椎花は同中いないの?」


 「いるよー。男子ばっかだけどね。」


 「私、同中誰もいないんだよね。まぁ、そういうとこ選んだんだけどね。」


  そう、私は同中の人がいないとこを選んで入学してきた。