君のことが大嫌いだった





 「未海ー!一緒に帰ろ!」


  帰る準備をしているとゆいから呼ばれた。


  そうだ、もう中学生じゃないから道草出来るんだ。


 「いいよー!結衣は書き終わった?」


 「終わったよ!」


  そんな会話をしていると椎花がこっちを向いた。


  あ、なるほど。


 「結衣ー!椎花って子も一緒でいい?」


 「いいよー!」


  椎花が驚いた顔してる。


 「あれ?違った?」


 「う、ううん!!合っててびっくりしたの!!」