そんなこんなで時計にちらりと視線をやると、始業開始五分前。


せっかく両思いになったのに、名残惜しい気持ちを押さえて、セーブをして、ブツリと電源を切った。


そしてそのまま机に突っ伏した。


ゲームをやっていない私なんて、ただの屍だ。


早く放課にならないかな。

早く会いたいよ、翠君…


「きゃーーーっっ」


耳が裂けるかと思うほどの甲高い声が、