なんなんだあいつは!!何様のつもりなんだ。
ふざけんなっ!
ぷりぷりなどという可愛いものではなく、背後に鬼が出てそうだなと感じるほどに、私は怒っていた。
昨日の夜からずっとこの調子で、学校に登校しても変わらなかった。
近寄りがたいイメージをもたれている私だが、今日は最早視界に入れるのも躊躇ってしまうほどだろう。
クラスメートの視線は朝から変わりなく遠慮がちなものだった。
「晴夏ちゃん、朝からずっと怒ってるけど何かあったの?」
午後の休憩時間、親友のサヤカが機嫌を伺いながら尋ねてきた。
聞ける時間はいくらでもあったのに今?と若干苛ついてしまったが、私から漂っているオーラがそうさせていたのかと冷静になった。
「あぁ、ちょっと喧嘩してな」
「誰と、って聞いてもいい?」
「涼と昨夜喧嘩したんだよ」
ふんっ、とそっぽを向きながら答えるとサヤカは驚いたようにあんぐりと口を開けた。
「えっ、珍しいね2人が喧嘩するの」
「そうか?しょっちゅうだぞ」
元々私があまり女の子らしくない性格故に涼とぶつかり合うことは多々ある。
しかし、どれもちっぽけなもので喧嘩したりしていたから今回のようにちょっと大きな喧嘩は久しぶりだ。
この喧嘩が大きいのかは...分からないけど。
「原因はなんだったの?」
「当然の如く向こうだ」
そう、あれは誰がどう見てもどう聞いても絶対絶対あいつが悪い。
いつものしょぼい喧嘩なら、お菓子の取り合いとか私がどこぞの男と楽し気にしていたとかそんな些細なこと。
しかし、今回はそんなことではない。
恋愛絡みになるが、あいつが浮気紛いなことをするから喧嘩になったんだ。
「ちなみに、涼くんはなにしたの?」
「それはね_________」
私は昨夜の出来事をサヤカに話し始めた。
ふざけんなっ!
ぷりぷりなどという可愛いものではなく、背後に鬼が出てそうだなと感じるほどに、私は怒っていた。
昨日の夜からずっとこの調子で、学校に登校しても変わらなかった。
近寄りがたいイメージをもたれている私だが、今日は最早視界に入れるのも躊躇ってしまうほどだろう。
クラスメートの視線は朝から変わりなく遠慮がちなものだった。
「晴夏ちゃん、朝からずっと怒ってるけど何かあったの?」
午後の休憩時間、親友のサヤカが機嫌を伺いながら尋ねてきた。
聞ける時間はいくらでもあったのに今?と若干苛ついてしまったが、私から漂っているオーラがそうさせていたのかと冷静になった。
「あぁ、ちょっと喧嘩してな」
「誰と、って聞いてもいい?」
「涼と昨夜喧嘩したんだよ」
ふんっ、とそっぽを向きながら答えるとサヤカは驚いたようにあんぐりと口を開けた。
「えっ、珍しいね2人が喧嘩するの」
「そうか?しょっちゅうだぞ」
元々私があまり女の子らしくない性格故に涼とぶつかり合うことは多々ある。
しかし、どれもちっぽけなもので喧嘩したりしていたから今回のようにちょっと大きな喧嘩は久しぶりだ。
この喧嘩が大きいのかは...分からないけど。
「原因はなんだったの?」
「当然の如く向こうだ」
そう、あれは誰がどう見てもどう聞いても絶対絶対あいつが悪い。
いつものしょぼい喧嘩なら、お菓子の取り合いとか私がどこぞの男と楽し気にしていたとかそんな些細なこと。
しかし、今回はそんなことではない。
恋愛絡みになるが、あいつが浮気紛いなことをするから喧嘩になったんだ。
「ちなみに、涼くんはなにしたの?」
「それはね_________」
私は昨夜の出来事をサヤカに話し始めた。



