生徒会補佐である私もこれから文化祭までの間、忙しくなる。
と言ってもあくまで補佐はお手伝いするだけだから生徒会役員ほど忙しくはないのだろうけれど、これからの事を思うとゲンナリだ。
補佐なんて、止めれば良かったかな?
一瞬、そう思ったけれど、蓮や他の生徒会役員の皆の負担が少しでも楽になって欲しいと思ってやる事に決めたのだから…と自分に渇を入れ、もう一度佐伯先生を見た。
…が、ほんの少し考え込んでいる間にいつの間にか教室から出て行ってしまったらしい佐伯先生が跡形もなく消え去っていて、思わずキョロキョロと辺りを見回してみた。
うん、もういないみたいだね。
ガラッ---
そう思った時、後ろの扉を開けて入ってきた人物に目をやった。
それは今朝会ったばかりの、クラスの中で一番背の高い生徒会役員の章吾だった。
朝のHLに間に合わなかったのはきっと、生徒会の仕事を切りよく終わらせることが出来なかったんだろうな。
そう思いながらも教室に入ってきた章吾を見ていると周りの皆もチラホラと章吾に気がつき、女の子達なんかは耳を寄せ合いキャーキャー言っていた。
章吾…、モテモテだね---



