紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~



「あー…、姉の九門の方だ」



兄弟が同じクラスってメンドクセェ…、


そんな事をブツブツ呟きながら、私を呼ぶ先生に首を傾げた。





「はい?」


「さっきから俺の顔を見ながら、百面相してるがなんでだ?」



「あー…、佐伯先生の今日のお姿は一段と素晴らしいなぁ…とか?」


「あぁもういい。…お前が俺をバカにしていた事はよーく分かった」


「………バカに…してないですよ?」



ちょっとはしたかもしれないけど…と、その言葉はグッと飲み込んで先生を見れば呆れた顔をしながらもういい…と、私から視線を外し生徒達を見渡した。




「再来週の中間テストが終わったらすぐに文化祭だ。帰りのHLで文化祭実行委員を決めるから、やりたいヤツがいたら立候補しろよ」




文化祭かぁ…。



佐伯先生をボンヤリと見ながらこれから始まる文化祭に向けて、生徒会はかなり忙しくなるとは前々から聞いている。