「九門…」
先生の不機嫌そうな声に、ピクリと耳が動いた。
んッ?!
私を呼んでいるの?
それとも隣の席に座っている、良牙を呼んでいるのだろうか?
…隣の席から、良牙の返事がない。
という事は、私の事なのかも?
「「………はい」」
返事をしてみると、隣の席からも私と同じタイミングで先生に返事をしていた。
さっと良牙に視線を向けると、目が合った。
うん、多分私と同じ事を考えてから返事をしたんだろうな---
さすが双子だ…。
関心しながら佐伯先生に目をやると、はぁーと大きなため息を一つついていた。
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