「今の風紀副委員長って、誰だか知ってる?」
「あぁ…。なに?京極にキスでもされたのか?」
「……………頬にキスされただけ…、なんだけど…」
ガックリと項垂れた私を見て、すぐに納得したような雰囲気を隣の席から感じた。
「それを蓮に見られて嫉妬され、濃厚なキスでもされたんだな?」
納得納得と言いながら頷いているのが視界の端に見えて、更に私は項垂れてしまう。
もう、その話しは止めようよ---
ガラッ---
そう思った時、前扉を開ける担任と共にHR始まりのチャイムが学園全体に鳴り響いた。
良かった…、
話しはこれで切り上げられる。
外を見ていた視線をチラッと良牙に向けると、ニヤリと楽しげに私を見ている良牙と視線が合ってしまった。
恥ずかしいから、今は私の顔を見ないで欲しい。
そんな意味を込めて睨みつけるがそれさえも面白いのか、隣からククッ…と笑い声が漏れ聞こえ私の眉間にシワが寄った。



