「オセェー」
「ごめんごめん」
少し不機嫌に顔を歪める良牙に微笑み、自分の机の脇にカバンを引っ掛け椅子に座る。
そんな私の一連の動作をジロジロ見てくる良牙を気にする事なく、黒板の上にある時計に目をやった。
後、少しで朝のHRが始まるチャイムがなるな…と思ったところで、良牙に伝言があったんだったと思い出す。
「今日からまた生徒会に来てくれって、章吾が言ってたよ」
「メンドクセー…」
「イヤなら今日は止めておく?補佐だから無理に行かなくても大丈夫だと思うし」
「イヤ…、行く」
「ふーん」
見た目不良な良牙は、何気に律儀で真面目。
相変わらずの良牙に、クスッと笑いを零してしまった。
笑った私を見て更に不機嫌な顔をする良牙が次の瞬間には、別の表情へと変わる。
そしてジロジロと私の顔を見てくる良牙に、私は首を傾げた。



