「どうして関西から、関東にあるこの学校に来たの?」 「それは…、知らん。まぁ今度、風紀委員長の静香さんにでも聞いてみるか」 「そうだね」 「後、転校生の事なんだが…」 「何か知っているの?」 「いや、聞いてない」 「そっか…」 会長の蓮が知らないのに、風紀副委員長の京極さんは知っている。 それは一体、どうしてなんだろう? やっぱりあの男には、何かあるのかもしれない。 …ううん、絶対に何かがあるのは確かだ。 意味ありげな言い方をしてきたのも、気になるし…。