そんな蓮を愛しく感じ、もっとくっ付きたい…と思った私は恋人繋ぎをしてみる事にした。


私の突然の行動に驚いたのか、バッと横にいる私を見る蓮。




しかしすぐに、その表情は変わった。


それはもう、トロトロの笑顔に---




瞬間…、



「「「「キャーーーーーーッ…」」」」


「…………」



周りの女生徒達からの奇声が上がる。


それにイラッと眉間にシワを寄せてしまった私。





そうだった…。


蓮ってモテルんだったっけ。




こんな甘々な顔を見せられたら、誰だって奇声を上げちゃうよね…?


しょうがないか…、と思いながら溜息一つついた。




ん?


どっからともなく視線を感じ、後ろを振り返る。


すると、私の親衛隊の隊長である次郎丸と目があった。



その横に、五人の男達がいる。



あぁ、今朝は私を六人で待っていてくれたんだ。