「風紀副委員長の、京極…か」 「これはこれはカイチョーさん、こんにちは~」 「こいつは俺の女だ。手を出すんじゃねぇ」 「そんなん知らんかったわ。堪忍してやぁ」 「………」 蓮の背後にいる私からでは、蓮の顔は見えない。 でも蓮からビリッとしたものを感じ、結構怒っているのがよく分かった。 それに対し京極さんの態度は、そんな蓮を全く気にする事なくヘラヘラしている。 蓮ってこの学園では結構、怖がられているはず。 それなのに京極さんの臆する事なく接してくる、この態度は素直に凄いと思った。