「え?」 「………」 目の前にいた人物、それは--- ルキアと共にこの前生徒会室で会った、瀬谷慎だった。 瀬谷君は私にぶつかったにも関わらず、全くビクともせず平然と佇んでいる。 そして冷めた瞳で、私を見た。 しかしすぐに興味がないとでも言うように私から視線を逸らすと、腕を組んだまま空を見上げてしまった。 「あ、あの?」 「………」 話しかけた私を無視しているのか? それとも誰とも話したくないからなのか? 瀬谷君は全く私の話しが聞こえないかのように、口を開く事はなかった。