フワリ…、 と私の頭が誰かに抱きかかえられた。 すぐに誰だか分かった。 隣に座っていた、鏡夜だ--- 優しく包むように私の頭を抱きしめる鏡夜。 えっ? と顔を上げると、今度は腕を腰に絡め抱きしめてくる。 「鏡夜?」 「………」 「えっと…、離して?」 「…綾香は蓮の事が好きなんだよな?」 「…うん」 突然、鏡夜にそう言われて驚いた。 一体、何を言い出すの? まさかそんな事を言われるなんて思わなくて鏡夜の顔を覗きこみ、真意を探ろうとした。 しかしすぐに鏡夜から話しかけられてしまう。