「えぇぇぇ~、まさかこの女がぁっすかぁ?」
「あれって男じゃなかったっけ?」
「あんなつえぇヤツがおんなぁ?マジかよぉー」
店にいる男達が口々にそう言ったおかげで、かなり店内が煩い。
それより…、
やっぱり私って男に見えてたんだ…と密かにガッカリしていると、横から視線を感じそちらに顔を向けた。
その視線を辿ると、それはマスターだった。
「へー、綾香だったんだ」
「は、はい」
頷くと、マスターがフード下から私を覗き込んできた。
ドアップのマスターと目がバッチリあってしまう。
うわっ!
マスターも顔が整ってる!!
何でこうも私の周りは美形でいっぱいなんだ?



