紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~



「お前らが追いかけてた『紅』はどうなったんだ?」



その言葉にぴきん…と、身体が固まった。



え?

今、紅ってマスター言った…よね?



それって私の事じゃない?


何でマスターがその名前を知ってるの?



気がつけば、周りのみんなもピキッと動きが固まっていた。




「あー、そう言えば、この頃『紅』って見かけないっすね」


そう言ったのは少し離れたところに座っている、坊主頭の妙に大きなピアスをつけている背の高い男。



はて?


私はこの男をどこかで見た事がる---



思わずと首を傾けてしまった。


どこで見たんだっけ?