「お前らが追いかけてた『紅』はどうなったんだ?」
その言葉にぴきん…と、身体が固まった。
え?
今、紅ってマスター言った…よね?
それって私の事じゃない?
何でマスターがその名前を知ってるの?
気がつけば、周りのみんなもピキッと動きが固まっていた。
「あー、そう言えば、この頃『紅』って見かけないっすね」
そう言ったのは少し離れたところに座っている、坊主頭の妙に大きなピアスをつけている背の高い男。
はて?
私はこの男をどこかで見た事がる---
思わずと首を傾けてしまった。
どこで見たんだっけ?
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