「僕達がここを溜まり場にするようになってから、マスターは文句を言いながらも色々作ってくれるようになってさ」
「そーそー。しまいにはメニュー表まで作って、これからはこれを見て注文しろなんていいだしたんだよねー」
「お前らが色んなもん注文するから、メニュー表を作る羽目になったんだ!」
朱利と青治の言葉にマスターが、フライパン片手に怒っている。
これはきっと、面倒な注文を色々と言われたんだろうな…と手に取るように分かった私は苦笑いをマスターに向けた。
「大変ですね」
「ありがとよぉ。綾香ちゃんは優しいねぇ」
「いえ、そんな…」
クククッ…と、泣きまねをするマスターに相当大変だったんだなと同情した。



