「あ、でもタダでなんてそんな…」
「気にしないで何でもどーぞ。今日だけ特別だ」
「そうですか?…それではお言葉に甘えて…。ぺペロンチーノでお願いします」
有無を言わさないような…、
そんな笑顔を向けられてしまった私は申しわけなく思いながらも、マスターに甘える事にした。
そして皆、それぞれ注文するとマスターは忙しそうに動き始める。
「こういうところってお酒とおつまみくらいしかないと思っていたけど、色々作ってくれるんだね」
「最初は本当にお酒とおつまみくらいしかなかったんですよ」
「へー」
目の前に座る時政先輩に驚いたように目を向けた。
そんな私に朱利や青治も身を乗り出して、私達の話しに参加してくる。



