「へっ?」
「えらいベッピンさんだなぁ。お前らが女を連れてくるなんて珍しいんじゃねぇーか?」
「ちょ、綾香にさわんなよマスター」
「そうです、綾香が穢れます。離れて下さい!」
鏡夜と時政先輩がすぐにかけつけ、マスターと私を引き剥がす。
そんな二人をマスターはまるで可愛い弟でも見るかのように微笑み、そして飲み物を用意し始めていた。
グラスの中に注がれていくその飲み物は、以外にもお酒…ではなく単なるウーロン茶だった。
あれ?
ここって、バーだよね?
お酒じゃないんだ---
不思議に思いながらマスターをジッと見ていると、またマスターと視線が合わさった。



