紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~



「俺はまだ仕事がある。…もう少ししたら終わるから、先に行っててくれ」


「う、うん…」



と言う事は、私も焔龍が集まるお店に行っても良いと言う事なのだろう。



それより私、蓮以外の人のバイクに乗ってもいいのかな?

と思ったけど、その事について一切触れてこなかったから、きっと蓮は気にしていないんだろう。


そう思った途端、胸がズキッ…と痛んだ。



蓮…、

と口を開きかけて止めた。


今の自分の気持ちのままで、蓮に何を言ったらよいか分からなかったから…。


自分にイライラする---



思わず溜息をつきイライラを吐き出したところで、鏡夜に向き直った。