「ちょっ、離れて。お、重いよ」
「「はーいっ」」
そう言いながら二人は素直に、私に体重をかけてくるのを止めてくれた。
でも…、
今だ私に抱きついたまま離れてはくれない。
こうなると中々離れてくれない事は、数ヶ月程付き合いのある私にはもうよく分かっている。
諦めて溜息をつこうとした時、ふと二人から嗅ぎ慣れた香水の香りがしてきて思わず鼻をヒクヒクと動かしてみた。
うん、
相変わらず可愛らしい外見には似合わない結構、男らしい香りだ。
いつも思うけどこの二人って可愛らしく振舞うくせに、たまに男臭さを見せてくるときがあるんだよなぁ…。
それって不思議とこの香水に似合っているのかもしれない。
朱利は、少し甘めなフルーティーな香りを若干入れつつも爽やかなミント系の香り。
そして青治はやはり若干甘さが含まれているけど、それでもセクシーな香りを放つその香りからは男性を感じさせるのだ。
うん、やっぱり---



