「はーーーーーっ…」
思わず大きな溜息が出てしまった。
そりゃそうだよね…、
本当にビックリしたんだもん。
良牙…、
もしかして昔からずっと、ルキアが好きだったのかな?
先程見せた、良牙のあの真っ赤な顔を思い出すとそうとしか思えない。
蓮と恋人同士だったルキア。
そのルキアと良牙の関係性がいまいちよく分からないけど、良牙がルキアの事を好きだったのなら…
当時の良牙はとっても辛かったんだろうな…、と思ったときにはっと気付いた。
この前、好きな人はいる?
って聞いたとき良牙の態度がおかしくなったけど、それってもしかしてルキアの事だったのかな?
…そんな気がする。
「さて、戻らなくちゃ」
生徒会室を出てから大分、時間が経っている。
考え事はいったん止め早く帰らなくちゃ…と、良牙が出て行った扉へと向かって歩き始めた。
………それにしても良牙とルキアがキスしたとして…どうしてその後、良牙が気絶していたのだろう?
首をコテンと傾げながら、辿り着いた目の前にある生徒会室の重い扉をゆっくりと開けた。



