紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~



「はーーーーーっ…」


思わず大きな溜息が出てしまった。



そりゃそうだよね…、

本当にビックリしたんだもん。




良牙…、

もしかして昔からずっと、ルキアが好きだったのかな?


先程見せた、良牙のあの真っ赤な顔を思い出すとそうとしか思えない。




蓮と恋人同士だったルキア。


そのルキアと良牙の関係性がいまいちよく分からないけど、良牙がルキアの事を好きだったのなら…



当時の良牙はとっても辛かったんだろうな…、と思ったときにはっと気付いた。


この前、好きな人はいる?

って聞いたとき良牙の態度がおかしくなったけど、それってもしかしてルキアの事だったのかな?



…そんな気がする。




「さて、戻らなくちゃ」


生徒会室を出てから大分、時間が経っている。


考え事はいったん止め早く帰らなくちゃ…と、良牙が出て行った扉へと向かって歩き始めた。



………それにしても良牙とルキアがキスしたとして…どうしてその後、良牙が気絶していたのだろう?


首をコテンと傾げながら、辿り着いた目の前にある生徒会室の重い扉をゆっくりと開けた。