「ほら、何があったのよ?お姉さまに言ってみなさい?」
「………ぜってー言わねぇ」
「ルキアにやられたの?」
「………」
その一言で良牙の顔が真っ赤に染まった。
そっか…、
ルキアにやられたんだ。
何ともまぁ、可愛く頬の染まった良牙を見ながら先程まで対峙していたルキアの姿を脳裏に浮かべながら考える。
………良牙って結構強いのに、ルキアに負けるって事は、かなり強いのか---
まぁ、女にやられたら恥ずかしくて言えないよね。
そんな事を考えながらふとある事に気付き、目を瞬いた。
あれっ?
良牙の前に屈みこんだ私は、そのまま良牙の顔をじっと見つめる。
気のせい…、ではない?
ジーッと見つめるその先にある、良牙の口元へと指を伸ばす。
それに気付いた良牙がバッと手を払おうとしたけど、それを避けた私はそのまま良牙の口元を拭ってみた。



