「イダッ!……ッテェ、何すんだよ綾香!」
「何すんだよじゃないわよ!何があったのかくらい、教えていきなさいよね」
いきなり背中に飛び蹴りをくらった良牙は、そのまま前に倒れこむ。
今度は気絶をしなかった良牙はその場で座り込み、蹴られた背中を擦りながら私を睨みつけてきた。
良牙に睨まれたところで、別に怖くないし---
フンッと鼻を鳴らしながら良牙の前で見下ろした。
そんな私を見て、良牙に視線を逸らされる。
今度は唇を尖らせながら---
何、その顔?
すねた顔の良牙って、ちょっとかわいいかも?
そんな良牙に口元が緩みそうになるのを必死に堪え、プイッと今だに横を向いている良牙に問いかけた。



