「京極さんっ!」
「良かったな~、生きとって。これで安心や」
「あんなに強く頭を蹴ったら、普通の人なら死んでしまいます!」
「せやな」
思いっきりニヤリと笑みを浮かべた京極さんを見て、怒りを顕に文句を言っていた口が止まってしまった。
その顔はまるで、良牙は普通ではないから大丈夫なんだろ?とでも言っているみたいだったから…。
「え?」
「イッテーな!なにすんだよッ!!!」
頭を抱え悶え苦しんでいた良牙も大分痛みが和らいだのか、頭を抱えながら京極さんを睨み付けた。
そんな良牙にまるで子犬がじゃれ付いてきたと言わんばかりのニヤついた笑みを顔に貼り付けた京極さんは、偉そうに腕を組む。



