「…ルキア」 「ひ・さ・し・ぶ・り・ねぇ~、良牙ッ」 ルキアの一歩手前まで近づいた俺はそのまま立ち止まる。 これ以上は近づいちゃダメだ--- そう思っての事だったのに、そんな俺の気持ちなど構う事なく… スッ…、と音もなく近づいてきた。 そして… 「……ッ。ル、ルキア?」 「ふふふふ…。まーだ私の事が好きなの?」 フワッ--- そう言いながら抱きしめられたルキアの身体からは、昔、嗅ぎなれていた香水と共に雄を惑わす香りを振りまきながら抱きしめてきた。 この香りが…、 俺を狂わせる---