キイイイィィ…、パタンッ---
頑丈な扉を閉めながら気配の感じる方へと視線を向ける。
そこには柵に寄りかかりながら、楽しげにジッと俺を見ているルキアがいた。
ルキアのいる場所から入口に立つ俺までおよそ五メートル程…
暫し沈黙と共に見詰め合う俺達---
太陽がルキア寄りにあるから眩しくて少し目を細めながらも、それでも何とか瞳を開けた。
昔、会った時もそうだがそれでも格段と色気が増したルキアに顔が熱くなりそうだったが、何とかそれを押し留める。
それでも俺の心臓は素直で、さっきから煩い。
思わず眉が寄る。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか…
何が楽しいのか更に目を細め楽しげに口元を上げたルキアに苛立った。
最初に動いたのは、俺だ---
カツカツカツ…
俺の靴音だけが、その場に響く。



