紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~



  【良牙SIDE】


パタンッ---




ドアを閉めると廊下を歩くルキアの後姿が見えた。


すぐに足を動かしてルキアの後を追う。




「オイッ」


「……くすッ」



俺の呼びかけに一度足を止め振り返る。


妖艶な笑みを見せるルキアに胸がドキリと疼いた。




「チッ…」


自分の思いにイラついた俺は、舌打ちと共にルキアを睨みつける。




そんな俺をあざ笑うかのように、更に笑みを深くしたルキア---


相変わらず俺を舐めているような態度にマジでムカつく。



そんな俺にクイッと首を動かすと、また歩き始めた。




着いて来い…、


てか---



赤い絨毯の上を優雅に歩く様は、まるで女王様だな。




相変わらずの高慢な態度に過去を思い出し、身体が熱くなった。