【良牙SIDE】
パタンッ---
ドアを閉めると廊下を歩くルキアの後姿が見えた。
すぐに足を動かしてルキアの後を追う。
「オイッ」
「……くすッ」
俺の呼びかけに一度足を止め振り返る。
妖艶な笑みを見せるルキアに胸がドキリと疼いた。
「チッ…」
自分の思いにイラついた俺は、舌打ちと共にルキアを睨みつける。
そんな俺をあざ笑うかのように、更に笑みを深くしたルキア---
相変わらず俺を舐めているような態度にマジでムカつく。
そんな俺にクイッと首を動かすと、また歩き始めた。
着いて来い…、
てか---
赤い絨毯の上を優雅に歩く様は、まるで女王様だな。
相変わらずの高慢な態度に過去を思い出し、身体が熱くなった。



