紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~



  【慎SIDE】


生徒会を出てすぐに、ルキアの気を追いながら走ったところで…


俺の瞳が大きく見開かれた。



そしてその瞳はすぐに細まる。




階段へとたどり着いた視線の先にいたのは…




「京極………さん…」


「なんや慎ちゃーん。まるで親の敵でも見るようなその瞳はー」


「………」



言いえて的を得ているその言葉に普段、表情の崩れる事のない俺の口元が微かに歪む。



それに気付いたのか京極はニヤリと笑んだ。




「ひっさしぶりに会ったのに、相変わらず冷たいわぁ」


「………」



面白そうに話す京極に、自然と眼光が鋭くなっていってる気がする。




いや…


気がする…、



ではなく実際そうなんだろう---






身体が…、


熱い---