【慎SIDE】
生徒会を出てすぐに、ルキアの気を追いながら走ったところで…
俺の瞳が大きく見開かれた。
そしてその瞳はすぐに細まる。
階段へとたどり着いた視線の先にいたのは…
「京極………さん…」
「なんや慎ちゃーん。まるで親の敵でも見るようなその瞳はー」
「………」
言いえて的を得ているその言葉に普段、表情の崩れる事のない俺の口元が微かに歪む。
それに気付いたのか京極はニヤリと笑んだ。
「ひっさしぶりに会ったのに、相変わらず冷たいわぁ」
「………」
面白そうに話す京極に、自然と眼光が鋭くなっていってる気がする。
いや…
気がする…、
ではなく実際そうなんだろう---
身体が…、
熱い---



