それより…、
ルキアさんの事だ…。
あの人からは恢と同等の力があるように感じたのだ。
それは単なる私のカン…、なのだけれど---
思考を巡らせている内にいつの間にか、蓮の視線は書類へと向けられていた事に気付く。
蓮は…、どうして私が恢のところに行ったのか聞かないのかな?
聞かれてもどう答えたらよいか分からなくて困るけど、でも聞かれないと私の事などどうでもいいと言っているようで悲しい。
勝手な自分の思いに苛立つ。
蓮から視線を逸らすと皆が心配そうに、私を見ているのが視界に入った。
特に時政先輩は眉を下げていて、私以上に辛そうな顔をしていたのだ。
そんな時政先輩や皆に心配かけたくなくてにっこりと微笑んで見せると、先輩が驚いたような表情を私に見せた。



