私の隣にいた良牙へと向けられていた。
ルキアと視線の合った良牙は、酷く驚いた表情で固まっている。
蓮同様、この二人もまた知り合いなのだとすぐに分かった。
驚いた表情だった良牙の顔が一変し何とも苦虫を噛み潰したてような、そんな表情へと変わる。
そしてそのままルキアに顔を背けるように横を向いた。
そんな良牙の様子に、思わず私は首を傾ける。
この二人の関係って、一体なに?
「……くすっ」
「………」
パタンッ---
ルキアの意味ありげな笑い声に視線をそちらへと向けると、ちょうと重厚な扉を開けてルキアが出て行った後だった。
一瞬、訪れた静かな静寂---
しかしそれをすぐに破ったのは、良牙だった。
ダンッ---
まるでルキアの後を追うかのように、急いで扉を開けて出て行ったのだ。
え?
やっぱり二人は知り合いだったの?
…まぁ、良牙は蓮と昔から知り合いだったのだからもしそうだったとしてもおかしくはないけれど---
でも、さっきの良牙の雰囲気がいつもと違っていた事が凄く気になった。



