「こいつはさっき自分でも自己紹介していたが、吉祥院 ルキアで二年。別に宜しくしてやらなくてもいい」 「………」 …うん、 絶対に関わりたくない--- そんな私の気持ちを知ってか知らずかルキアは面白そうに私を見た後、蓮の肩に自分の手を置いた。 「綾香、蓮に気があるようだからこの際言っておくわ」 「は?」 気が…、ある? …っていうか、付き合っているんだけど--- あれ? その場合も気があるって言うの…、かな?