今日は有空の誕生日の二日後…。



俺は人生で一番恥ずかしい言葉を…

有空に贈ろうとしている。





有空とはかれこれ7年と今や24歳!

流石に有空にかましてあげないといけない言葉がある。

本当はもっと前にかますつもりだったが、ヘタレな俺には出来なかった。






「有空、話したいこと案だけど…」

有空とは、東京に来たと同時に同居中…笑

「んー?どーしたの?」

あのね、有空…。

エプロン姿、可愛過ぎ!

俺の所に…包丁を持って走ってくるのは……………見なかったことにしてくれ!



「重要なこと話すから、有空一旦包丁置いて?」

「あ、ホントだ!」

真っ赤な顔して、恥ずかしそうに包丁をダイニングテーブルに置く。



「有空…俺、有空のこと愛してるよ」



「うん。……あたしも」



有空は照れ臭そうにはにかむ。

可愛過ぎてたまんない!

「だからね?…有空のこと一生守りたいと思うんだ…」

「…う、ん?」

有空…分かってる?

分かってなさそうな有空。


「有空の可愛い顔とか…、泣き顔も…、辛いことも嬉しいことを…共有したい」


「うん?」

有空はニヤッと笑う。

もう分かった証拠だった。








「だから……結婚して欲しい」









これでも無い位に心臓は音を立てる。

…プレゼンよりもヤバイかも…。


有空は微笑んで、




「待ってたよ。…あたしだけの王子様」



そう言って、俺にキスをした。






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