無事にアヤトのお葬式も終わり、休んでいると、アヤトの両親が駆け寄ってきた。手には一通の手紙を持っていた。

「りこちゃん…もうアヤトはいないけどこれからもこの家にいてくれないかなぁ??」
「はい…よろしくお願いします」
「アヤトは確かにいないわ…でも、いつもいつもりこちゃんとりあちゃんをきっと見守ってるわ」
「はい」
「これ…アヤトの部屋に置いてあったの。『りことりあへ』って書いてあるわ。きっとアヤトが書いたのよ」
「はい」
「読んでちょうだいね」
「ありがとうございます」

そして私はその手紙を読んでみることにした。